リフォームローン
国をはじめ、各自治体で支給している補助金や助成金には、住まいやマイホームの購入、新築、リフォームに関する補助金や助成金があります。補助金・助成金は融資と異なり、基本的に返済が不要の資金で、条件を満たせば、誰でも利用できる制度です。
活用できる補助金や助成金を知っておけば、かなりのコストダウンに繋がりますので、住宅の新築・増改築・リフォームをする前に調べておきましょう。
リフォームローンとは
住宅の増改築または改装などリフォームの際に利用することができる住宅ローンの一つです。銀行など金融機関でもリフォーム住宅を専用にした住宅ローンを取り扱っています。大きく「有担保」のものと「無担保」のものがあります。
リフォームローンの多くは、返済期限は最長10年程度、融資金額は500万円前後が上限となっています。有担保型は住宅などを担保に入れる代わりに、金利などが割安となります。無担保型のリフォームローンは担保を入れる必要はありませんが、金利が割高となります。
資金計画にリフォーム費用を考慮
中古住宅購入時にリフォームを考える場合には、住宅の購入代金に加えてリフォーム代も一緒に住宅ローンで借入れをすることができるため、購入時にリフォームも行なうのがお勧めです。リフォーム代と返済額はいくらになるのかも考慮して、資金計画を立てる必要があります。一括で借入れれば、審査も総額で受けられ、抵当権の設定等の手続きも一度で済みます。
しかし、まず住宅を購入し、数年後にリフォームをする場合には、その時に改めてリフォーム代についての借入れをすることになります。この場合には、借入れ中の住宅ローン返済に加えて、リフォーム用の借入れができるかどうかが審査されますので、住宅ローンでの借入れはできない場合もあります。
また抵当権設定の関係上、住宅ローンを借入れしている金融機関以外での借入れは、基本的には難しくなります。
事情により、リフォームが数年後などになる場合であっても、無理な返済にならないよう、おおよその予算や、利用できるローンなども購入時に考えておく必要があります。
優遇制度
一部のリフォームローンでは、住宅をバリアフリーやオール電化にしたりするなどによってリフォームローンの金利が優遇される制度もあります。
リフォームローンの限度額では、十分なリフォームができない場合や建て替えを行う場合は別に建て替えローンという住宅ローンもあります。